学校法人 神奈川歯科大学
神奈川歯科大学短期大学部 歯科衛生学科

①基本情報

住所・連絡先

〒238-8580 神奈川県横須賀市稲岡町82
TEL:046-822-8781(代表)

ウェブサイト

http://www.kdu.ac.jp/

設置学科(定員)

① 歯科衛生士学科(120)
② 看護学科    (80)

神奈川歯科大学短期大学部
神奈川歯科大学短期大学部
神奈川歯科大学短期大学部
神奈川歯科大学短期大学部

②大学の沿革

 明治43年大久保潜龍先生が女子歯科医師養成のために東京市神田区に開学した東京女子歯科医学講習所が前身です。その後、大正11年専門学校昇格、関東大震災で被災したため大正13年に大井町に移転、昭和2年文部大臣指定(国家試験免除)獲得、日本女子歯科医学専門学校に改名、昭和10年大岡山移転を経て終戦。

 戦後の大学改革で女子のみの歯科医師養成校は大学への昇格が認められなかったため昭和25年歯科衛生士を養成する日本女子歯科厚生学校を開学、昭和27年から歯科衛生士と保健教諭養成の日本女子衛生短期大学開学、昭和28年には養護教諭養成課程も認可を得、昭和29年、日本女子歯科厚生学校を別科として併合しました。昭和36年、日本で初めて歯科衛生学生に戴帽式を行いました。昭和38年に大岡山から現在の校地である神奈川県横須賀市に移転し、翌昭和39年、神奈川歯科大学が同じ校地で開学しました。

 平成元年、歯科衛生士法改定に伴い別科廃止、同時に三浦半島には文科系の大学が無く、文化向上、産業発展に寄与する高等教育を行う目的で国文学科、商経学科を増設し湘南短期大学と改名しました。平成19年、近隣の横須賀共済病院附属看護専門学校の廃止に伴い引き継ぐ形で看護学科を開設しました。

 平成23年、文科系学科を廃止し神奈川歯科大学短期大学部に改名、現在、歯学部、歯科衛生学科、看護学科からなる医療系大学として約1,300名の学生が学んでいます。

 

③大学の特徴

 神奈川県の東側、三浦半島の中央、東京湾沿いに位置し、近隣に御用邸のある葉山、古都鎌倉、北原白秋で知られる城ヶ島、湘南江ノ島があります。

 大学がある横須賀市は、幕末に勘定奉行小栗上野介忠順らが横須賀製鉄所を設立し、その後発展し多くの艦船を作るなど独自の発展を遂げました。当時、海軍で発症し多くの犠牲者を出した脚気は、高木兼寛海軍軍医が食事にカレーを導入したことで克服されたため、横須賀市はカレーの町を宣言しています。

 本学は駅徒歩10分、屋上から東京湾や猿島が一望でき、海まで3分の位置にあります。愛という建学の精神のもとに歯科医師3名、歯科衛生士13名が教員として常勤し、チューター制やオフィスアワーを設け、さらに専門家による相談室、健康管理センターを設置し、手厚く学生をケアできる環境を整備しています。教員はスキルアップのため、附属病院ペリオケア外来で診療を担当し、そこで行われる研修会にも参加できます。さらに学内で行われるFD研修に参加します。

 教育面では、専任教員のほか神奈川歯科大学の人的物質的資源を活用し質の高い教育を目指しています。臨床実習は学内にある神奈川歯科大学附属病院と横浜駅北口徒歩5分に位置する附属横浜クリニックで歯学部学生と同じ環境で実施しています。

また、臨地実習は幼児・児童を対象に教育施設での集団歯科保健指導の体験、および高齢者や障害児(者)の口腔機能やQOLの向上に必要な技能の習得や対象者に適切な援助ができる能力を身に付けるための福祉施設での体験を実施しています。

 基礎教育も充実し、目的別に整備された4つの実習室を使用した基礎実習、思いやりのある歯科衛生士育成のため心理学、高齢者や障害者にもやさしい歯科衛生士養成のため体験実習、先端医療学習としてインプラント埋入実習、国際的な人材育成を目的とした海外研修などを実践しています。

 医療系大学の特徴を生かすために、附属病院の臨床実習、クラブ活動、学園祭、図書館は歯学部と共通とし、学校全体が医学を志す環境を醸し出しています。蔵書は看護、歯科衛生関連書はもとより歯科専門書も充実し自由に利用できます。学生インフラも1,300名の学生、教職員を入れ1,700名に対応できるよう学食2カ所、クラブ棟、女子寮、テニスコート、弓道場、トレーニングジム、体育館、売店などが整備されています。現在、隣地に新しい歯学部附属病院を建設中で、29年度に完成し、歯科衛生学科の臨床実習も新病院で行われます。